たばこ神社 たばこじんじゃ

  
鎮座地 栃木県芳賀郡茂木町城山公園(桔梗が丘)
神社への交通
    真岡鐵道茂木駅より北方約1キロ

祭神名及び御神徳
【祭神】豊受大神(とようけおおかみ)
    二宮尊徳翁(にのみやそんとくおう)
    大己貴命(おおなむちのみこと)
    田心姫命(たごりひめのみこと)
    味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)
      家内安全、五穀豊穣

例祭日
 春祭り 4月上旬

由緒沿革
 かつて日本専売公社茂木工場があった茂木町茂木・御園町(みそのちょう)の敷地には、以前から「御園神社(みそのじんじゃ)」という古社があり、豊受大神が祀られていました。この神社では、古く江戸期の天保大飢饉の折には「お救い小屋」が立てられ、現在の真岡市桜町の陣屋から運ばれた食料を住民に配られた場所とも言われ、当時の藩主細川家が二宮尊徳の仕法を取り入れたことにより、桜町に蓄えられた食料が分けられたとされています。その後、二宮尊徳の御霊も祭神として祀られ、当時茂木の主要農作物であった葉たばこ耕作・たばこ産業の発展を通じて、参拝者の衣食住の充足を叶える神社として信仰を集めました。
 昭和二十四年、日本専売公社の工場拡張整備に伴い、茂木町の象徴でもある城山の地に遷され「たばこ神社」として創祀。同時期に日光二荒山神社の祭神を合祀して現在に至ります。
 御園神社の創祀は不明。茂木町の葉たばこの生産は、江戸に遡る事ができます。
 大正時代になると「たばこ」の加工・生産をする日本専売公社が誘致され、耕作者、仲買人、製造業者達の往来で、町は大変賑わいました。