神さまはその存在を前提にして、感謝し祀ってこそその力を発揮して私たちを守り導いてくださいます。
より強く確かな力が発揮されるよう、八雲神社では毎朝の拝礼でお供え物をし朝の感謝を申し上げています。
「神を養う」その心を具現化する毎朝のお祭です。
現在はSNSで拝礼の時間をお伝えしています。お時間のある方は、ご家庭の御札やお手元の御守りを通して共にお参り下さい。
「氏子」という言葉をご存じですか?
自分の住んでいる地域を守る神社を「氏神神社」や「氏神さま」と申し上げます。地縁で結ばれる神社で、その地域を「氏子地域」といい、そこに住んでいる人を「氏子」といいます。ご自身が意識していなくても、氏子地域にお住まいの方は「氏子」として「氏神さま」に守っていただいています。
氏子の中でも崇敬の念篤く、代表として神社の護持に関わる人は「氏子総代」とか「神社総代」と呼ばれて、神職と共に神社の護持や祭典を行っていただいています。
田舎では人口も少なく、地域活動が生活の利便性にも関わってきますので、地縁が生活に深く関わっています。神社でも人出が多い方が、何事につけ良いので、氏子としての関わりを求められることも多いと思います。年間で数回行われる神社の祭典にも参加して「氏子」という意識も高まることでしょう。
他方、都会や市街地では人口も多く、総代をはじめとする神社関係者も多人数で構成されることから、「氏子」としての活動に関わるには自分から積極的に神社にお問合せが必要です。仮に関わりを求めなくても「氏子地域」にお住まいの方は「氏子」として「氏神さま」からのご加護をいただいていることをご認識ください。
「崇敬者」という言葉をご存じですか?
「崇敬神社は地縁なども無く、何かのご縁を感じた方が定期的に参詣する神社です。氏子とはことなり、自分から求めることで「崇敬者」となります。
御札をいただいてご家庭にお祀りするところからはじまり、場合によっては「崇敬者」として登録して、神社からの行事や御札のご案内をいただく事もできます。
天照皇大神宮「伊勢の神宮」は全国民の総氏神さま
八雲神社でお伝えする「氏子」「崇敬者」そして「天照皇大神宮」のお話し。例え話を入れながらお話ししています。少し長くなるのですが読んでみてください。
神道は沢山の神さま(八百万の神)がいらっしゃるのが特徴の宗教です。キリスト教やイスラム教のように一神教の宗教と大きく違うところです。「八百万の神」とは「沢山の神々」という意味です。その神々には特別な「ご利益」があり、私たちの暮らしを支えてくださっています。それは、私たち人間にそれぞれ職能があり、それを発揮して世の中を支え合っているようなものです。何か希望や願いがあればそれに見合った人に相談をしたり、お世話になったりします。勉強の時は先生に、豊かに過ごすためには企業の経営者に、犯罪などが災いが起これば警察官に。同じように、その願い事に関わる神さまにお願いごとをいたします。勉強のことは、菅原道真のご利益の天神さんに、豊かに過ごすためには実りの神のお稲荷さんに、災いは厄除けの八雲さんに・・・、お参りをいたします。それぞれのご利益を頼って詣でる神社が崇敬神社です。
ただ、子どもの場合、勉強はまずは親が、豊かに過ごすにはまずは親が、災いから守ってくれるのはまず親が、専門ではないけれども親の加護の元で生活が成り立っていきます。その親の役割を果たすのが「氏神神社」で、生活全般をお守りくださっているのです。ですから、どんなに小さなお社であっても、氏神神社は大きな崇敬神社よりも、まずは先だって大切にし、神棚には崇敬神社よりも上位に祀らねばねばなりません。
更に、「親は無くとも子は育つ」の言葉がありますが、私たちの住んでいる自然や生活環境・国家が穏やかにならなければ、子どもどころか大人も生活は困窮・混乱を招くことでしょう。太陽の象徴としての天照皇大神宮を祀ることで、自然の恵みや平和な環境・国家に感謝をし、更なるご利益をいただく事ができます。ですから、神棚の中央には「天照皇大神宮」が祀られています。この御札は伊勢の神宮から全国各地の神社を通して、広く頒布されている「神宮大麻」です。伊勢の神宮は皇室の氏神さまともいわれます。「神宮大麻」を祀る理由として、皇室と日本国民の繫がりも大切なことです。そして、「神宮大麻」には「頒布大麻」と「授与大麻」があり、全国の神社から頒布されるのは「頒布大麻」で「皇室の御安泰、国家や全国津々浦々のご家庭の安寧を祈るという「公の祈り」が込められています。
八雲神社では崇敬者のご加盟をお待ちいたしております。
さて、当社は過疎化の進む茂木町にあって、唯一の「神職常駐」の神社です。
本務の八雲神社のみならず、兼務神社の氏子さんにもご理解をいただける多くの皆さまに「崇敬者」としてご登録いただき、神社の祭典と社頭の護持と運営を行っています。
お正月から始まる年中行事では、神さまと氏子・崇敬者を結ぶ様々な活動があります。祇園祭をはじめとする町を上げての行事や、日々の社務所での奉仕は、「毎朝の日供祭(朝拝)」「参詣者の対応」、「氏子総代との運営の相談や執行」など、多岐にわたる業務を以て、神社の護持運営といたしております。
皆さまからの「1日十円のお賽銭」として年間3600円をもって崇敬者としてご登録・ご加盟を広く募っています。
八雲神社にマメにお参りされる方、ご縁やご利益を感じられた方、茂木町在住でも八雲神社と関わりの無い地域にお住まいの方、茂木町のご出身の方、など八雲神社の神さまとのご縁を深く結びばれたい、そういった皆さま方のご加盟をお待ちいたしております。
崇敬者ご登録の皆さまには下記の授与品をお授けし、参拝の折には志納にて本殿参拝をオススメしています。
○授与品
・歳越御札「一尺木札・厄難消除神符・福豆」
・夏越御札「大祓大麻・茅の輪・祇園守護守(名入り)」
御加盟初穂料3600円(年会費)
加盟者同居家族会員700円【祇園守護守(名入)授与】
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茂木 錬心館のページ
茂木町の剣道道場『錬心館』のページです。
当八雲神社の宮司も、会員ならびに指導員として参加させていただいています。
活動内容や、入会のご案内などについてお知らせしていますので、ぜひご覧ください。
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